fbpx
MENU

有賀泰治ブログ

ボスニア・ヘルツゴヴィナ 《 M o s t e r 》

大陸独特の石灰岩の山肌に、ほとんど高い木が無い山間を抜けると渓谷に茶色屋根の家が建ち並ぶ美しい街並みが広がります。

《 M o s t e r 》  が見えてきました。

この山あいの街の美しい渓谷に、オスマン時代の石橋が残っています。

崖の上に建てられた二つの古い街をつなぐため、石橋は水面から遥かに離れた空中に孤を描くように掛けられています。
背景には石灰質の険しい山が迫り、ネレトヴァ川の緑色とのコントラストが石橋の美しさをいっそう際立ってみえます。

1556年オスマントルコ時代の建設ですが、ボスニア内戦では砲撃で破壊され、この橋を通じて交流してきた異なる宗教の人々が数百年に守ってきた人間の絆も砕かれ、この両岸でイスラム教徒とクロアチア人が戦ったそうです。

内戦後の2004年、世界中の援助があって、川底から破壊された石を集め、足りない石は建設当時の石切り場から補い往時のままに復元されています。

観光客でいっぱいです。

しかし・・・東洋人はまったくいません

川岸の家はレストランやお土産屋になっています。

若者が橋の上から飛び込むのでしょうか!!??
20メートル以上はありそうです。

街には、いたる所に内戦の激しい銃撃戦の跡がいまだに沢山残っていました。

《カラジュズ・ベル・モスル》
1557年にトルコやドブロニクの石工が建設した、ヘルツヴェゴヴィナで最も重要なイスラム寺院。
ここも内戦でかなりの被害を受けたようですが、再建がすすみ今はモスクとして祈りの場所になっていました。

検問所

《 I m o t s k i 》を出発してしばらくすると、国境に差し掛かり、いよいよ、国境の検問。
レンタカーで国境を越えるのは初めて、みんな少し緊張気味、まして、内戦の激しかったボスニアへの入国です。
ローカルな道の検問所なので、クロアチア側もボスニア側も意外と検問所は小さく何事もなくスムーズな通過。
ボスニア側でパスポートを簡単にみて返してよこしたとき、隣のナビゲーターが『スタンプ、プリーズ』とパスポートに検印のお願い!!
検問官も驚いた様子でしたが快くOK・・・しかし・・・このローカルな田舎道、パスポートに検印をするなんて人は滅多に通過しないようです。
別室の事務所へ検問官は行き、なにやらスタンプの日付を合わせ、スタンプ台をさがしているようすです。
我々は後の車を先に行かせる為検問所の空き地でしばらく待っていました。
待望のスタンプの付いたパスポートが帰ってきました。スタンプは何処かなと捜して見ますが見当たりません・・・・・

あった・・・あった・・・

インクのほとんど付いていない・・・・なんだか分らない・・・スタンプ!!

みんな、大笑い!!!

ここでもロスタイム!!!

ブログ一覧へ

カテゴリー

    最近のコメント

      アーカイブ

      有賀泰治ブログ
      月別アーカイブ

      - サービスメニュー -