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有賀泰治ブログ

6月の経営方針共有勉強会

少し長いですが6月の資料です

経営方針共有勉強会 平成21年6月の資料
有賀 泰治

1、松下幸之助翁の言葉です。

理屈で割り切れないのが人の心
微妙に動く人情の機微を知り
それに即した言動を心がけてこそ
豊かな人間関係が築かれる

2、(ヒンズー教の教え)

『心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる』

ニューヨークヤンキース松井秀樹選手が星陵高校時代に巡り合った言葉としても知られています。

3、薩摩三代藩主島津義弘の言葉です。
(現代に置き換えると「男の順序」と言うよりは「人の順序」と見た方が適切かも知れません)

1番.何かに挑戦し、成功した者
2番.何かに挑戦し、失敗した者
3番.自らは挑戦しなかったが、
挑戦した人の手助けをした者
4番.何もしなかった者
5番.何もせず批判だけしている者
以上ですが更に、その次もあります。
6番.何もせずに批判するだけでなく、
足を引っ張る者

4、二宮尊徳翁の言葉

遠きをはかる者は富み
近きをはかる者は貧す
それ遠きをはかる者は百年のために
杉苗を植う
まして春まきて秋実る物においてをや
故に富有り
近くをはかる者は
春植えて秋実る物をも 尚 遠しとして植えず
唯(ただ)眼前の利に迷うて まかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく
故に貧窮す

5、荒了寛師(1928年福島県生まれ。1973年から天台宗をハワイにて布教)の言葉

子供には
親が望むような
才能はなくても
親がわからないような
才能あるものです

6、起業家精神・人生を変えた言葉より

頑固とは
同じやり方を繰り返すこと

本氣とは
やり方を工夫し続けること

7、偶然が支配した会社人生残してよいのは…

佃孝之(つくだたかゆき)
〔ロイヤルホテル会長〕(談)

最近、若い人の間で簡単に職場を変える人が多いようです。もちろん、「自分は“就職”したのであって”就社“したのではない」という理屈は分かります。ただ、自分の理想の職場というのは、転職しただけて見つかるかというとそうではないと思います。問題は出合った職場で、自分が理想の職場と考えられるように努力したかどうかです。
西田幾太郎門下の哲学者、三木清の著書『人生論ノート』に、私が好きなこんな言葉があります。
「人生においては何事も偶然である。しかしまた人生においては何事も必然である。もし一切が必然であるなら、運命というのもまた考えられないであろう。偶然のものが必然の、必然のものが偶然の意味を持っているがゆえに、人生は運命なのである」
人生というのは、そのうち7~8割が偶然で決まるのかもしれません。しかし、残された3~2割には努力の余地がある。そこで渾身の努力をすることに意味があり、偶然も必然も運命に昇華する。私はこう解釈しています。
私自身、現在はホテル業に身を置いていますが、もともとは銀行員。しかも銀行員時代はいわゆる「国際畑」では全くなかったのに、ベルギー・スイス・英国と計3回、通算15年もの海外生活を体験しました。その間、日本に戻れば普通の支店勤務です。常にそれまでの職場体験が「ご破算」になるという“偶然”に遭遇しています。そして最後は銀行員からホテルマンに転ずるという偶然。
ただ、その偶然の中では、最大限の努力をしてきたつもりです。ですから過去を振り返っても、そこには後悔は全くありません。いったんその職場を離れたら、決して、後ろは振り向かないのがモットーですから、後任の人に電話をしたことも一切ない。
これはロイヤルホテルに移ってからも同様です。今、自分はあくまでホテルマン。平素、元銀行員であるという意識は持ったことはありません。もちろん移ったばかりの頃は、ホテルマンとしては素人でした。でも素人にも素人なりのホテルへの貢献の仕方がある。そう考え、「ホテル総菜のテークアウト」などのアイデアを出しました。
幸い、それがうまく軌道に乗り、今ではほかのホテルでも導入するところが増えています。ようやく努力の甲斐あって、ホテルマンとしての自分が、偶然ではなく必然になり、あるいは運命に昇華できたのかもしれません。
深く考えさせられる三木の言葉とは少し違いますが、実はもう一つ好きな一文があります。米国の国立公園を訪れたことのある方ならご存知かもしれません。
「You may leave your footprint, you may take your memory(残して良いのは足跡のみ、持ち帰って良いのは思い出のみ)」
単なる「ごみを落とすな」という注意書きですが含蓄が感じられます。私の会社に対する姿勢と合致していたこともあり、非常に心に残っています。
「100年に一度の大不況」と言われる今だからこそ、経営者も社員も与えられた役割の中で最大限の努力を怠らない。三木の言葉を思い出すたびに、そう自戒しています。そして米国の国立公園の注意書きを思い出すたびに、「偶然が支配する人生も案外すがすがしいものだな」、そう思っています。

日経ビジネス
平成21年5月4日号
[有訓無訓]より

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