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有賀泰治ブログ

経営方針共有勉強会

3月の初回、経営方針共有勉強会での出席者です。

日曜日ですので、種山さん、黒木さん、田中さんの三人でした。

今月も田舞徳太郎氏の書籍からの情報です。

『人材』が会社にとって宝である 『人財』に成長するには・・・・

細かいことにもピンとくる感性の力

人が成長するには、四つの条件があります。
それは、
『ピンとくる感性の力』
『深く考え抜く思考力』
『迅速に行動する力』
『結果を創る力』

結果を創り出す力 人は

『人財』といわれる人は、条件として次に挙げる能力を保有しています。
 新しいことにトライする能力。
 ピンとくる情報キャッチ能力が高い。
 自分のいいたいことを正しく伝える能力。
 相手の伝えたいことを聞き逃がさずに正確に聞く能力。
 お客様に満足を与えたいという強い信念。
 部下指導力。
 理念、目的を共有できる能力。
 問題や危機感の共有ができる能力。
もちろん、こうした能力を駆使して、仕事に臨んだとしても、結果を創らなければ誰も認めてくれません。『人財』となる四つ目の条件『結果を創り出す力』です。

教育に本末あり

中国の古典である『大学』には『物に本末有り、事に終末有り、先後すると事を知れば、則ち道に近し』という名文があります。
ここには『人財育成』の大きなポイントがあります。
 本末の『本』とは『人間を磨くこと』で、『末』とは、その仕事に必用な能力を磨くことをいいます。しかし、現代は人間を磨くことを忘れ、表面的な能力ばかりを重視しています。基本は人間、自分の人格を磨くことです。

GE(ゼネラルエレクトリック)の『人財育成』に対する哲学

四つのE
第一のE(Energy)
『活力に満ち溢れた人かどうか。』
活力のない人間が人を動かし、新商品をつくり、お客様の満足を創り出すことは出来ない。

第二のE(Energize)
『目標に向かって周りの人間の活力を引き出す力があるかどうか。』
人の上に立つ人間として、部下を動機づける能力や、彼らを勇気づけ、彼らに目標達成の意味を示すことができるか。

第三のE(Edge)
『難しい問題に直面したとき、イエス・ノーを明確にいえるだけの決断力があるか。』
優柔不断でイエス・ノーがいえないというのは、常日頃から情報を収集していない、状況を把握していない、優先順位が不明確などと判断基準が確立されていないとき起こる

第四のE(Execute)
『命令や計画や作戦を実行する力』
常に決めたことを実行する実行力

この厳しい条件をGEの元CEO「最高経営責任者」は一切妥協しませんでした。

可能思考能力を持った人

「井上靖先生の言葉でとても印象に残っているものがあるんだよ。それは『人間は運命を変えることはできない。しかし、変えることは出来ないけれども、自分の与えられた運命に文句をいわず、絶えず最善をつくして、大切に大切にすることはできる。大切にしていると、そこから運命が変わる』というものだけど、まさに幸之助さんの生き方だね。幸之助さんはすべてを大切にした。すべての人に光を与えた人だよ」 - 谷井昭雄氏(松下電器元社長)

ヒューマン・スキルの基本はオープンマインドです。コミュニケーションを回避する人はどうしても自分の意見も述べず、人の意見も受け容れません。結果的にうまくいかないのです。人間関係能力の低さは職業人として致命的で、いろいろな障害を自分がつくって、その障害で一生苦悩し続けるのです。すべて人に最も大切な能力です。

より高い立場になると「コンセプチュアル・スキル」を求められるようになります。
コンセプト(概念)を決める能力です。すべての資源を統合する力、複眼的視点、長期的・戦略的思考のことです。つまり、部分でものを考えてはいけないのです。
全方位のスキル
このスキルを獲得するためには、素直さが必要です。
「日本語の素直という言葉は、概して性格の弱さや従順さを意味し、開けっぴろげの素朴さ、誠実であろうとする意味を意味する。けれども『素直な心』とは、とらわれない心、新たな状況にうまく適応していける自由な心ともいえるだろう。こういう心を持った人は、そのつど物事をあるがままに見つめ、個人的な思い入れや偏見なしに率直に受け入れることができる。偏見を抱いている人は、何事も色眼鏡やゆがんだ眼鏡を通してしか見ることができない。そういう人にとっては、白い紙は青く見え、直線は曲がって見えるかもしれない。これではその物がどういう種類のものか見えないままになってしまう。こういう歪んだ知覚を通じて見えるものをもとに判断を下すならば、その決定もまた歪んだものとなるだろう」 - 松下幸之助

すべての物事を肯定的に解釈する

可能思考能力には、六つのポイントがある。

一 『肯定的に物事を解釈する能力』
  人間は良いことだけでなく、悪いことからでも多くを学ぶことが出来る。思いどおりに行かないことが人生、そんなことを、いかに肯定的に解釈するかが大切。その解釈によって生き方が変わる。プラスに解釈すれば、肯定的な考えが生まれる、物事すべてが前向きになってくる。積極的な行動になってくる。ここが重要。
変えられない運命も大切にすることならできる
マイナスもプラスに変える
苦難を学習の源泉に変える

二 『積極的行動』
  物事を肯定的に解釈すれば、自然に体が動く。行動力の遅い人は、物事を肯定的に解釈する能力が低い人

三 『前向き発想』
  前向き発想とは、後ろを向かないこと。後ろとは過去です。
「自分はこういうことをやってきた」は、もう終わったことです。大切なのは、これから先どうしたらいいのか・・・

四 『建設的である』
多くの努力をして成功したとしても、その成功の上に甘んじないことです。

五 『協調性』
  チームワークを発揮するための「協調性」で、これはイエスマンを指すのではなく。自分の意見は言わなければならない、しかし、あくまでチームで戦っていく以上、全体最適の視点を持つ必要がある。個人戦ではなく、チーム全体で闘う総力戦なのです。この視点を持った人が協調的な人です。

マイナスの裏面には必ずプラスがある

六 『プラス思考』
  楽しいことばかり続くことはありません、都合の悪いときに「これは自分の人生に、あとになって絶対に役に立つ」と考えられるか。ここにかかっています。
  マイナスをプラスに考える力。これが結論。
人間は脳が瞬間的に「嫌いなものは嫌」と感じる。嫌いなものをすごく楽しいと感じる人は、おかしいいのです。これは世のひと誰でもそう感じるはずです。
しかし、そこから自分と葛藤しながら、物事を肯定的に解釈していく。こういう能力さえ身につければ、物事はすべてうまくいきます。
人間は事実によって苦しむ生き物でなく、その事実をどう解釈するかで苦しんだりプラスに転化したりするのです。この解釈能力さえ身につければ、どんな人間も、自らの個性を発揮して意味のある人生を送れるのです。

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