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有賀泰治ブログ

7月の経営方針共有勉強会

 

 

 

 

 

今月のテーマ (資料)

《 仕事の考え 》   2-1

2017年07月01月

有賀泰治

1、「Think unthinkable」・・・考えられないことを考えなさい
・・・・・江崎玲於奈(物理学者)

私の勤めていたIBMには「Think」という標語があちこちに掲げられていました。考えて考え抜け、という社員の心得を説いた言葉です。アップル社のスティーブ・ジョブズも「Think different」つまりただ考えるだけでなく、違ったことを考えろ、と言ってます。
これを受け私が若い人に言いたいのは「Think unthinkable」考えらえないことを考えなさいということですね。
将来というものは必ずしも過去の延長線上にはない。現状維持、何もしないこと、伝統を守るということがリスクになることだってある。そのことを理解し、わかって考え抜いて欲しいと思っています。

2、“ 決めつけが ” が成長を妨げる最大の敵だ。自分らしく、若々しい挑戦の心で、充実と喜びの仕事に出会い、良い人生を開きたい。

73歳で大学に合格し、現在、学生生活を送るタレントの萩本欽一さん。テレビで受験勉強の方法を紹介していたが、英単語の覚え方がユニークだった。一つの単語を語呂合わせで “ 物語 ” するものといえば「unfortunately(=残念ながら)」であれば「餡が、4ヶ所からチューチュー吸われなくなった。残念ながら」という具合。ユーモアに富んだ工夫が、いかにも “ 欽ちゃん ” らしい。
円周率の4万桁暗唱の元ギネス記録保持者・友寄英哲(ともよりひであき)さんも、円周率の数字の羅列を10桁ずつに語呂合わせで覚えていたという。その “ 物語 ”は荒唐無稽な方が、よりインパクトがあって記憶に残りやすいそうだ。
脳には、私たちの想像をはるかに超える能力が秘められている。東北大学加齢医学研究所の瀧 靖之教授によれば、脳には可塑性(変化しやすい性質)があり、何歳になっても学び直しができる。発達のピークを過ぎても、努力すれば身につけたい能力を獲得できるという。
年齢を重ねるほど、「自分にはできない」「この歳だから無理」きめつけることは決してない。

3、『小さなことを、積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道』
・・・・・山本益博/料理評論家

野球選手にとって「野球」はいわばルーティンであり、はっきり言えば昨日も今日も明日も同じことを繰り返している。しかし、それを決してルーティンとは思わず、いつも「もっと上があるのではないか」「もっといいフォームがあるのではないか」と、自分の仕事に向上的不満を抱き、努力し続ける人のみが「職人」といえる。
そうして求めつずけて行くと、ある日突然「閃き」が舞い降りてくることがある。「閃き」というと、何か突発的で、偶然やラッキーの要素が強く聞こえるが、そうではない。「もっとうえがある」と信じて稽古や練習、準備を重ねてきた人だけ、神様が与えてくれる褒美なのだ。イチローが新しいバッテングフォームにたどり着いたのは、彼の普段の向上心がもたらした「閃き」といってようだろう。
こうして彼は、それは一つの打席も疎かにせず、小さなヒットを大切に積み重ねてきた集大成であることを忘れてはならない。
イチローは言う。「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」だと。
以前、彼がアメリカの小学校を訪問した時に、子供達に「目標を立てなさい」といっていた。今の自分とかけ離れた壮大な夢ではなく、小さくとも自分で設定した目標を一つクリアしていくと、いつかは夢のような境地にたどり着く。彼の華々しい活躍も、すべては小さな目標をクリアし続けた結果であることを、子供達に教えたかったのだろう。

4、いい顔をして好感度を発揮している人は、みんなに助けられる。
・・・・・橋本保雄/日本ホスピタリティ推進協会理事長

本当にその道に長けている人には、必ず素晴らしい仲間がいます。そういう人は、人望だとか品格だとかいう前に、まずいい顔をしていますね。
非常に平凡な言い方だけど、やっぱりいい顔をして好感度を発揮している人は、みんなに助けられます。もちろんいい顔というのは、外面的な格好の良さをいうのではなく、その人の内面がにじみ出ているような顔ですね。好感度を発揮していない人はダメです。
だから、自分の可処分時間の中で一日わずか10秒でいい。自分の顔を鏡に映して、今日はどういう顔をしようかと訓練したらいいんです。それを毎日積み重ねている人は、やはりいい顔をしています。たった10秒を自分に割けないような人に、いい顔はできないし、そういう人にはやっぱりプレーンもできないですね。

5、 好かれる人になれ! 使われやすい人間になれ!
・・・・・道場六三郎

僕の若い頃は、「軍人は要領を本文とすべし」とよく言われたものです。要領! 要するに段取りでしょうな。だから要領の悪い奴はダメなんですよ。そうやって先輩に仕事を教えていただくようにすることが第一。
仕事場の人間関係でも、一番大事なのは“ 人に好かれること ” もっと言えば「使われやすい人間になれ」ということでしょうね。あれをやれ、これをやれと上の人が言いやすい人間になれば、様々な仕事を経験でき、使われながら引き立ててもらえることもできるんです。

6、プロは、絶対にミスをしてはいけない。
・・・・・王 貞治/ 福岡ソフトバンクホークス球団社長

王貞治氏が756号のホームランを放ち、「世界記録」を更新してから今年で40周年を迎える。
僕の現役時代には、一球一球が文字どおり真剣勝負で、絶対にミスは許されない、と思いながら打席に立っていました。よく「人間だからミスはするもんだよ」という人がいますが、初めからそう思ってやる人は、必ずミスるんです。
基本的にプロというのは、ミスをしてはいけないんですよ。プロは自分のことを、人間だなんて思っちゃいけないんです。100回やっても1000回やっても絶対俺はちゃんとできる、という強い気持ちを持って臨んで、初めてプロといえるんです。
相手もこちらを討ち取ろうとしているわけですから、最終的に悪い結果が出ることはあります。でも、やる前からそれを受け入れちゃダメだということですよね。真剣で斬り合いの勝負をしていた昔の武士が「時にはミスもある」なんて思っていたら、自分の命に関わってしまう。だから彼らは、絶対にそういう思いは持っていなかったはずです。
時代は違えど、命がけで勝負をしているかどうかですよ。
王氏は「真剣」を振り、練習に生かしていたことは有名な話。打撃の際はバットが球の中心に向かって切り進んでいき、球の向こうまで通り抜けるイメージを持っていたという。この鍛錬が球を捉える精度を上げ、一本打法に磨きをかけた。
その上で、数々のホームランを振り返り「一本たりとも同じ打ち方をしたことはない」と述べている。打撃とは、対する投手も違えば球種もコースも違う一期一会の世界。「初めて出会う球に、ひと振り、ひと振り、新たな気持ちで立ち向かってきた。残った数字はその結果である」
“ 真剣さ ” 以外にない。

7、「プロというのは寝ても覚めても仕事のことを考えている。生活のすべてが仕事。そこが、アマチュアとの絶対差だ」
・・・・・相田みつを

仕事に対する態度は若い頃も晩年も変わりありませんでした。夕方からアトリエに入り、興が乗れば徹夜をして書き続けました。夜、仕事をするのは雑音がないからだと言ってました。
仕事を始めると、私も妹も決してアトリエには近づきません。子煩悩で昼間は私たちを可愛がってくれましたが、夜になると一変してしまいます。
父がアトリエに入ったら行ってはいけないと言われていましたが、足を踏み入れると、恐ろしくなりそうな緊張感があって、言われなくても近づける雰囲気ではありませんでした。食事の時間が来ると母が声をかけますが、興が乗っているときはまったく顔を見ません。
疲れるとゴロンと横になって、指で天井に字を書いていました。「何をしているの?」と私が尋ねると、「プロというのは寝ても覚めても仕事のことを考えている。生活のすべてが仕事。そこがアマチュアとの絶対差だ」と。リラックスしているときでも、頭の中は書のことでいっぱいだったようです。

8、誰に何を言われようと、人生は自分自身のもの。諦めない限り、勝機は必ずある。失敗して立ち止まったなら、もう一度、自分でスタートラインを引けばいい。常に「今、ここから」出発するのが人生の法則

10歳で農場を手伝い、ペンキを塗り、車掌、軍隊、販売員など職を転々。3度の大事故や離婚も経験した。起業した会社は相次ぎ破綻。ホテル経営は成功したが火事で全焼し、65歳で無一文になった。
この人は世界的な外食チェーンの創業者カーネル・サンダース。“ 失敗は新たな挑戦への機会 ” と考えていた彼は、無一文になっても手製のフライドチキンで再びビジネスに挑んだ。
車で寝泊まりしながら営業をかけ、契約店を拡大。年間で地球20周分もの距離を走った。その情熱が広がり、現在120カ国に店舗を展開する。(中野明著『カーネル・サンダースの教え』朝日新聞社)
七転び八起きの人生に、生涯挑戦の心があふれている。

9、組織に勝利を導くのは誰か・・・。人ではない自分だ。

強き一念の大切さを伝える、豊臣秀吉の “ 三日普請 ” の故事がある。
吉川英治が『新太閤記(二)』に描いた。
織田信長の居城・清洲城の壁が、暴風雨で崩れた時のこと。藤吉郎(秀吉)が修復工事を担う普請奉行になった。が、前任の奉行が横槍を入れ、棟梁は怠けてばかり。工事は遅々として進まない。
そんな中、藤吉郎は職人たちに、国が滅びる惨めさを語り、切々と訴える。
「国の興亡は、実はお城にあるわけじゃない(中略)お前らの中にあるのだ」
そして、自ら泥まみれになり、死に物狂いで働いた。彼の熱誠が、皆を総立ちにさせる。その結果、わずか3日で城壁を修復した。
団結を生む鍵は何か!?
「自ら『一人立つ』ことである」
自分が全責任を担い、自分が先頭に立って働き、語り、汗を流す。その真剣さに感化され、人々は続いて行く。
逆に、心の片隅のどこかで誰かをあてにしていれば、物事は停滞しがち。停滞が始まれば、転落へは一瞬である。
わずかな一念の差が、勝負を大きく決するのだ。

10、仕事の現場で貢献する。その使命を自覚した人は強い。その覚悟が、厳しい社会の現場で、自分を支える力になる。

“ 白衣の天使 ” の象徴であるフローレンス・ナイチンゲール。彼女には「天使とは、美しい花を撒き散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である」との言葉通り、信念を貫く強さがあった。
莫大な資産を持つ英国のジェントリ(地主貴族層)出身で、豊かな暮らしを送っていた。しかし18ヶ月間の欧州旅行中、飢餓に苦しむ難民に遭遇した。
看護師は当時、下層階級の職業とされていたが、彼女は家族の猛反対を押し切り、看護の道を使命と定めた。病院の制度改革、看護教育の創設で地位向上に貢献し、 “ 近代看護の母 ” と称される。(リン・マクドナルド著『実像のナイチンゲール』現代社)

11、今月の言葉

自分との約束
私が私の一生で最も力を注いだのは、
何としても自分との約束だけは守るということでした。
みずからとの約束を守り、己を欺かなければ、
人生は必ずなるようになると信じて疑いませぬ
・・・・・平澤興(京都大学元総長)

自ら考える
人から言われたことではなく、
自分で解決策を考え、
行動することを習慣づけていく。
そうすれば必ず方法は見つかる
・・・・・櫻井理(筋ジストロフィーと闘うNPO法人LiFESET代表理事)

成功の反対は、失敗ではなく、何もしないこと
・・・・・村上和雄(筑波大学名誉教授/遺伝子工学の第一人者)

自ら考える
人生は「いま」しかない。
その「いま」をどれだけ本気で生きるかで
人の幸せは決まる
・・・・・小澤綾子(進行性難病筋ジストロフィーと闘う歌手)

よい方向へ
どんなささいなことでも、どうしたら人が喜び、どうしたら人が幸せになるのかというふうに考えて行動していくことが、皆さんのこれからの人生をどんどんよくしていく
・・・・・鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役)
日々修業
私のような凡人が高みに到達するためには、日々の訓練、努力、修業を積み重ねるしかありません
・・・・・中村吉右衛門(歌舞伎役者/人間国宝)

成長
「自分はこれでいい」と思った瞬間に成長は止まってしまう
・・・・・芳村思風(哲学者)

商売の原点
商売の原点というのは「正直」「愛情」そして「思いやり」
・・・・・福島徹(福島屋会長)

商いの基本
売る努力よりも、人が何を必要としているのか、話を聴くことに徹する
・・・・・森田裕一(富山の薬売り

素人と玄人
素人ならきょうは気分が向かないからとか言うこともあるでしょう。
玄人はそんなことを言っていたら始まりません。
それを表現したものをつくるということが、生きているということなんです
・・・・・篠田桃紅(100歳の世界的美術家)

大きな仕事
人間が自分で衣食住をまかなうのは難しいことではありません。
それができたからといって誇れるようなことでもないのです。
こんなことはアリでさえやっているのに、世の中にはそれで満足している人がいます。
自分自身の活動を広げて、大きな仕事をしていこうとしないのは「蠢愚」(無知で愚かなこと)と言えます
・・・・・福沢諭吉

二度とないこの一球という意識を強く持て
・・・・・王貞治(福岡ソフトバンクホークス球団会長)

本気さ
やれることからすぐに始める。これが本気さの証明
・・・・・宮脇昭(横浜国立大学名誉教授/世界の森を蘇らせている)

サービス
サービスを決めるのはその人の心。
本当にお客さまのことを大切に思っているか否かによって、まるで対応が違ってくる
・・・・・石原進(JR九州会長)

命懸け
「命を捨てる覚悟でミット打ちをやっているか」と、常に自分に問いかけて稽古に打ち込む
・・・・・塚本徳臣(史上最年長の極真空手世界チャンピオン)

コツコツ
大きな努力で小さな成果
・・・・・鍵山秀三郎(イエローハット創業者)

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