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有賀泰治ブログ

経営方針共有勉強会

9月は当社の第35期がスタートします。

新しい経営計画書

 

 

人は«仕事»をすることから成長する!

人生の大切な時間の3分の1を仕事にかけています。その仕事を立派に成し遂げてこそ成長がある。と私は考えています。

仕事ができてこそ自分の時間も充実したものになります。

そんな思いで今期、経営計画書を、『自己創造経営』として、このノートを夢『叶ノート』としました。

皆がこのノートを使って成長し、幸せになってもらいたいと こいねがいます。

 

 

経営方針共有勉強会 9月

《あなたの考えた、行動し、行動しなかった、とおりの人生になる! 》

2018年9 年01日

有賀泰治

 

1、「何のため」という問いを手放さない人でありたい。

 

児童文学者・吉野源三郎の小説『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)のブームが再燃している。

主人公の少年コペル君には、何でも教えてくれる博識の叔父さんがいる。その叔父さんが、一つだけ「答え」を出さなかった問いがある。

「(君は)ある大きなものを、日々生み出している」「それは、いったい何だろう」

コペル君は、友人関係の悩みや自分の弱さと向き合う中で考え抜き、結果を見出す。僕が “ いい人間 ” になれば、いい人間を生み出すことになる。それ以上のものを生み出す人間にだって、なれるんだ・・・と。

現代では、答えの用意された問題を、素早く正確に説く力に、かつてないほどの価値はないだろう。インターネットで検索すれば、すぐに答えは出るのだから。

必要なのは「答える力」以上に「問い続ける力」人生に関わる「大いなる問い」であるほど、簡単に答えは出せないし、“ 正解 ”も一つではない。

問いとは、金を突くようなものだと、中国の古典『礼記(らいき)』にある。

「之(これ)を叩くに小なる者を以てすれば則ち小さく鳴り、之を叩くに大なる者を以てすれば則ち大きく鳴」と。

「何のため」という問いを手放さない人でありたい。「大いなる問い」は、「大いなる人生」をつくる。

 

2、「主体者」と「傍観者」、あなたはどちら?

 

江戸時代の中期、信州松代藩の家老として活躍した恩田(おんだ)木工(もく)。当時、藩は深刻な財政難に陥っていた。その中で彼は、抜本的な改革へ陣頭指揮を執り、見事に蘇らせた。

まず、彼が行ったのは、厳しい財政状況を全ての藩士に包み隠さず伝え、協力を求めることだった。と同時に、決して人ごとでとは考えないように訴えた上、改革に同意し、藩のために行動するという誓約書を、藩士はもとより藩主や一族からも取りつけた。(『名家老列伝』童門冬二)

何をするにせよ “ 自分の問題 ” と捉えればこそ、知恵や力が生まれ、活路も開ける。改革が成功した要因の一つは “ 傍観者から主体者へ ” という一人一人の意識の転換にあったともいえよう。

「傍観者」と「主体者」の違いは、

「傍観者」「見物人」には責任がなく、ゆえにいくら多く集まっても価値を創れない。

「行動する人間」には、当然、苦労も大きい。無責任な批判も多く受ける。しかし、心の底からの充実と満足は、その人そのものである。

同じ行動にみえても、主体者か傍観者かという根底の一念の違いによって、人生の結果は大きく変わる。

挑戦は自らだ! との気概で一度しかない人生を歩んでみたい。

 

3、「カンクンチョウ」?

 

「雪山の寒苦鳥」仏教の説話の一つ

インドの雪山に住む寒苦鳥は、夜の寒さに震え、“ 明日こそ巣を作ろう ” と決意する。しかし、太陽が出て暖かくなると、決意を忘れて遊んでしまい、再び寒い夜を迎える。結局、巣を作れないまま一生を終える。

国や文化が違っても、物事を先延ばしにしがちな人間の性(さが)は共通なのだと納得する。

なぜ、人はやるべき事を先延ばしにしてしまうのか。脳神経外科医の築山節氏によれば、脳の司令塔である前頭葉の働きが低下すると、“ 楽をしたい ” という脳の原始的な欲求を抑えられなくなるという。

前頭葉の働きを高める方法の一つとして、氏は特に「家事」の有効性を強調する。例えば料理や片ずけは「選択・判断・系列化」の連続であり、それを自主的に行うことで前頭葉の働きが活発になるそうだ。(『脳が冴える15の習慣』NHK出版)

成長と幸福への方向へ、自身を動かしていく力。「今ここから!」と決め、動き出せば、人生は変わる。

 

4、地道な作業も意識の持ち方で、やりがいは変わる。目的次第で心は無限に広がる。

 

2014年末、宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ2」が出発。そして3年半の近い歳月を経て、小惑星リュウグウにたどり着いた。

宇宙開発はいつも、壮大なスケールで人々にロマンをかき立てる。だが、その影には常に、気の遠くなるような準備と努力の積み重ねがあるものだ。49年前、月面に着陸したアメリカのアポロ11号。その開発には科学者、技術者はじめ建設作業員など40万人が携わった。

ケネディ大統領が、アメリカ航空宇宙局を訪れた時のこと。大統領は廊下にいた清掃員に聞いた。「あなたは何の仕事をしているのですか?」ほうきを手に清掃員は答えた。「大統領、私は人類を月に送るのを手伝っています!」(『宇宙には命はあるのか』小野雅裕著・SB新書)

どんな事業であれ、それに携わる一人一人が目的を共有し、誇りと責任を持てるかどうかで成否は決まる

 

5、「自我革新」

 

「韓民族独立の父」と呼ばれる安昌浩(あんちゃんほ)が生誕して140周年。私立学校を設立し、産業振興のために経済団体を組織するなど、その生涯を青年の育成と民衆の啓発にささげた。

祖国独立のために、彼は「自我革新」を掲げた。一人一人が「徳力」「知力」「体力」を磨くことによって、政治、経済の発展もあるという考え方である。

彼は社会の変革は武力ではなく、人間の変革が出発点と捉えた。だからこそ、まず自分自身の「自我革新」に努めた。

独立運動を進める中、「なぜ私たちは人物がいないのか」との声が上がった。この嘆きに対し、安昌浩は応えている。「人物がいないと慨嘆(がいたん)するその人自身が、なぜ人物になろうと勉強・修養をしないのか」(『至誠、天を動かす」現代書林)

現実の厳しさが “ どうであるか ” と分析することは容易だ。大切なことは、その「壁」を “ どう突破するか ” という主体的な姿勢である。いかなる状況であれ、私の手で新たな歴史の扉を開いてみせる。・・・そう決めた「一人」から、時代の歯車は回転し始める。

「動かなければ何も変わらない」自身の人間革命から始まる。

 

6、未来へのものがたり

 

ナチスが第二次世界大戦の勝利に最も近づいた瞬間があった。フランスなど4カ国に同時侵攻し、短期で攻略した1940年の5月である。

侵攻当日、命運を託されて英国首相に就任したチャーチル。議会では当時、戦う事を諦め、ナチスに妥協するのが得策、との意見が根強かった。だが、彼が「決して幸福しない」と主張したことが戦局の転機となった。

「決意を固めて、それぞれの務めを遂行し、大英帝国と英連邦が一千年続くとしても、これこそもっと輝かしいときだったと語り継がれるようにしようではないか」。

彼が議会で演説した通り、この時期は後に、“ 世界史を変えた1ヶ月 ” といわれた。(ポールジョンソン著『チャーチル』日経BP社)

人には誰しも “ ここぞ ” という勝負の時がある。たった1ヶ月でも、10日でも、自分を変え、歴史を変えることができる。

わが「最も輝かしい時」とすることができる。その時を逃さず。

 

7、希望、挑戦、前進、“ 前向きな言葉 ” に満ちて

 

試験や受験を控えた人を尋ねると、勉強部や仏壇、神棚に「祈・合格」の文字記した紙を掲げていることがある。

ある心理学者の行った実験。

二つのグループに “ 不規則に並んだアルファベットから特定の英単語を見つける ” という課題を与えた。

一方のグループには「勝利」「成功」「達成」など前向きな言葉を、もう一方には「牧場」「川」「シャンプー」などと脈絡のない言葉を探してもらった。

本当の実験は、この後。新たに “ パズルを解く課題 ” を出すと、前者のグループの方が格段に良い成績を収めた。

前向きな言葉に溢れる中で、無意識のうちの意欲が高まり、その後の作業への姿勢が積極的になる。・・・これを「自動動機理論」という。(『モチベーションの新法則』榎本博明著)

「勇気」「不屈」など、力の湧く言葉を紙に書いて張るのも効果的と。本人が意識しようとしまいと、前向きな言葉を見れば、心は活発に動き始める。成長と向上を望むなら、こうした言葉が大切だ。

 

8、たくましき楽観主義

 

幕末から明治の大名人といわれた講釈師の神田伯山は、名奉行・大岡越前の創作話「天一坊」で人気を集めた。「伯山は天一坊で蔵を建て」と川柳に詠まれるほどで、80人以上の弟子がいたとうい。

ある日外出した伯山が、お供の末弟子に言った。「おい、そばを食おう」。

ところが店に入って注文したのは、自分のそば一杯。不審げな弟子に伯山が一言。

「食いたかったら芸を勉強しなよ」

弟子は家に帰るなり、父に不満をぶつけた。すると父は、師匠の家に向かった両手をつき、感謝を・・・。

そして “ いまは一番下だが早く一人前になれ ” という励ましなどだ、と。

心を入れ替え稽古に励んだ弟子は後年、先輩たちを追い越し、2代目・神田伯山となった。(『浮世に言い忘れたこと』三遊亭圓生著・小学館)

師の言動を恨んでいたままでいたら、後の大成はなかったかもしれない。それが父によって師の深い思いに気付かされ、弟子の心は変わった。出来事そのものは変わらなくても、「捉え方」が変わったことで、未来が開けたのである。

人生には、さまざまな出来事がある。その一つ一つを、どう深く捉えるか。

心が変われば、世界が変わる。全てを前進と成長の好機と捉えていく “ たくましき楽観主義 ” この日々の鍛錬の証だ。

 

9、まず始めてみる

 

何をテーマとしていこうか、あれこれ悩んで考えがまとまらない。そんな時は、とりあえずパソコンの画面を開き、書きだしてみる。すると、それにつられるようにアイデアが浮かび、文章が出来上がる。“ 案ずるより生むがやすし ” とはよく言ったもんだ。

比べるのはおこがましいが、大歴史学者のトインビー博士は、毎朝9時ころには気分が乗っていようがいまいが、机に向かった。「仕事がしたい気持ちになるのを待っていたのでは、いつまでも仕事ができない」と。

この職業的体験には裏付けがあり。認知心理学で「現状維持バイアス」と言い、人間には、労力をかけた末に失敗を恐れ、自身の状況を大きく変える決断を避ける傾向がある。大事な作業前に、急に部屋の掃除など、些末なことをやり始めるのも、万一、作業に失敗した時に、“ 十分な時間がなかった ” と、自分に言い訳できるからだという(『時間の使い方を科学する』一川誠著・PHP新書)

これは、物事の大小に関わらずおきる。この “ 先送り傾向 ” を打開する方法の一つが「まず始めてみる」。始めることで、目標に着実に近づく手応えが得られ、達成への好循環が生まれる。

もう ! やらない ! できない ! 言い訳は言うまい!

 

10、正しいことを貫く

 

「憲政の父」と呼ばれた尾崎行雄は武力行使を主張する国家主義者だった。その思想に変化をもたらしのが第一次世界大戦である。

戦後、欧米視察に赴いた氏は、凄惨な光景に衝撃を受け、国家主義を批判するように。軍国主義に傾斜していく社会にあって、軍縮を訴え、普通選挙の実施を求める運動を展開した。そのため “ 国賊 ” と罵られたが、「世界の平和なくして日本の平和なし」との信念のままに行動を続けた。

氏は人生の目的について、一家の幸福を増すためには、一国の幸福、ひいては全世界の幸福を増さなければならないことから「自国はもちろんのこと世界人類のため各々その分に応じて、貢献すべき」と訴えた(『萼同言行録』(がくどう)世論時報社)

よりよい社会の建設へ、誰がなんと言おうと、正しいことは正しいと叫ひ貫く。

 

11、今月の言葉

不調な時でも……

不調な時でも違った収穫がある

・・・・・宮里藍(元プロゴルファー)
原因は自分

物事の結果を他人のせいにせず、自分を原因と考える

・・・・・高原慶一朗(ユニ・チャーム会長)
イチローが説く向上心の秘訣

大人になった私たちが子供の頃のように野球がしたい、 少しでもうまくなりたいという思いをキープすることができたら ずっと向上し続けることができます

・・・・・イチロー(メジャーリーガー)
三日の哲学

いっぺんに大きなことを成そうとするのではなく、 昨日の反省、きょうの実行、明日の計画、 この三日間を確実に繰り返す

・・・・・中井政嗣(千房社長)
ごまかすことはできません

正直に描いて出たものだけが自分のすべて。ごまかすことができません。 だから自分自身を常に高める努力をし続ける以外にはない。 これは多くのことに通ずると思います

・・・・・片岡鶴太郎(俳優・画家)
教えるということ

教えてくれなきゃできないって言ってる人間には、教えたってできない

・・・・・一龍斎貞水(人間国宝の講談師)

 

一日の決算は一日にやる

一日の決算は一日にやる。毎朝「きょうを精いっぱい生きよう」と誓い、 全力を傾けて生きる

・・・・・土光敏夫(昭和を代表する財界人)

 

膨大な知識を頭に詰め込んでも

百万本のお経を読むほど膨大な知識を頭に詰め込んでも、 実践しなければ、太陽の下のロウソクの灯と同じで全く役に立たない

・・・・・・今北洪川(円覚寺中興の祖)

 

本気のオーラ

夢の実現のためには「本気のオーラ」を出すことが重要であり、 それがなくては何も始まらない

・・・・・・平岡和徳(熊本県宇城市教育長/大津高校サッカー部総監督) 成長していく人というのは

成長していく人というのは、素直で何事でもよいほうに解釈していく明るい人です。 どんなに優秀でも、性格が暗かったら伸びません

・・・・・村井温(ALSOK会長兼CEO)

 

本当の仕事をやるなら

本当の仕事をやるなら、とにかく無心にならないとできません

・・・・・辰巳芳子(93歳の現役料理研究家)
《天に味方される生き方》 1.年長者を敬うこと 2.年長者から言われることを素直に受け入れること 3.言われたことを誠実に実行すること 4.損得ではなく善悪で判断すること

・・・・・中井政嗣(千房社長)
105歳美術家の人生訓

生まれや育ちなんてものは大したことじゃなく、 個人個人の性格によって運命がつくられていく

・・・・・篠田桃紅(105歳の世界的美術家)
独りよがりの判断にならないために

独りよがりの判断で道を誤らないためにも、歴史を繙き、 優れた先人たちがいかに人生の修羅場を乗り切ったかを学ぶことが大切です

・・・・・數土文夫 JFEホールディングス特別顧問
決して屈服してはならない

決して屈服してはならない。決して、決して、決して、決して!

・・・・・チャーチル(イギリスの政治家)

 

自分を勇気づけるもの

人を「傷つける言葉」は、まず自分を傷つけていく。 人を「勇気づける言葉」は、自分を一番勇気づけていく

・・・・・北川八郎(40日を超える完全断食を2度体験し、宇宙の法則を掴んだ陶芸家)
成功する人、失敗する人

成功する人は謙虚、失敗する人は傲慢である

・・・・・新将命(国際ビジネスブレイン社長)

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